HFMA新会長に荒井氏
HFMA新会長に荒井氏。25周年記念事業は全国の先進自治体事例講演
北海道ファシリティマネジメント協会(HFMA、199社)は2018年6月18日、札幌市内のサンプラザで第6回通常総会を開き、第5代会長に東京不動産管理の荒井和弘顧問を選出した。同じく新しく副会長に就いた北海道河川財団の岡部和憲理事長があいさつに立ち、道と札幌市が札幌オリ・パラ招致を2030年に延期することを決めたことに触れ「オリ・パラ実現に向けまちづくりにおけるFMの重要性を訴えてきたが、延期されたことで、その認識はますます高まっていく。協会の活動の目的を達成できるよう、新役員一同、取り組んでいきたい」と述べた。HFMAはことし、創立25周年を迎えるが、11月にも記念講演会を開く予定だ。
第6回通常総会。
5代会長に就いた荒井氏
(2010年に札幌で開かれたセミナーでの講演より)
荒井新会長は1944年生まれ、東京都出身。東京農工大電気工学科を卒業後、大成建設に入社。設備本部長などを歴任。日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)の一般社団法人時代、企画運営委員長などを務め、HFMAが地方初の支部になる橋渡しを果たし、講演会でも講師を務めるなど道内のFM普及に尽力してきた実績がある。2017年9月にHFMA理事に就任している。
副会長では、新任で岡部氏のほか、常務理事だった伊藤組土建の玉木勝美社長が昇格。北海道二十一世紀総合研究所の檜森聖一会長が留任、3人体制となった。北弘電社の中野章会長は退任した。
岡部氏は、1980年北大工学部卒業、北海道開発庁に入庁。2014年から北海道開発局長を務め、16年に道河川財団常任理事を経て理事長に就任している。17年6月にHFMA常任顧問に就いていた。
副会長に就任し挨拶する岡部氏。 |
役員を9年、このうち4年2期会長を務めた星野尚夫氏は、退任のあいさつの中、道内のファシリティマネジャーが400人近くに達したこと、6月で社長を降りる札幌振興公社でも、さっぽろもいわ山ロープウェイリニューアルなど管理、所有施設でFM手法を採用してきたことなど、一定の成果を残せたことを語った。
4年2期会長を務めた星野尚夫氏
札幌冬季オリ・パラ招致支援委員会は、招致目標年次が延期されたことで活動を休止することを決め、新たに仮称・まちづくり委員会(委員長・高橋稔札幌副都心開発公社社長)をスタートさせることになった。今後の活動方針決めるなど本格的な活動は7月以降だが、当面のターゲットには、来年G20環境大臣会合が開かれる倶知安町エリアが想定されているもようだ。
HFMAはことしで創立25周年を迎える。11月には記念講演会を開き、全国の先進市町村の事例紹介をする考えだ。
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